お知らせ

日記をUPしました。

https://fujii-tech.com/diary

新規事業の創出には、トップダウンとボトムアップの2つのアプローチが存在します。どちらの方法にも独自の長所と課題が伴うため、組織の状況や新規事業の特性に合致する方法の選択が肝要です。個人的な経験から言えば、ボトムアップのアプローチが成功率が高いと感じています。

以下に、この違いをまとめた表を示します。

トップダウン.jpg


最も重要な課題は、トップダウンの場合に見直しや撤退の判断が難しい点です。このため、現場の意見を適切に伝える難しさが生じ、結果として大きな損失を招くことがあります。またトップが認知し大きな市場を有するテーマは他社がすでにやっている可能性がありレッドオーシャンになりやすいです。

ボトムアップの方法は、現場のニーズやアイデアを受け入れやすいという利点がありますが、これをトップ層に適切に伝えることが挑戦です。デメリットとして、提案内容が経営戦略から乖離している可能性や、提案の品質の低さ、興味/趣味のテーマが提案されることが挙げられます。

ボトムアップアプローチのデメリットを克服するためには、研究者や開発者の教育が不可欠です。具体的には、MOT(技術経営)分野の学習が役立ちます。これにより、技術と経営の視点を結びつけ、経営戦略に合致した実行可能な提案を生み出す可能性が高まります。

研究者や開発者には、MOTを学ぶことをお勧めします。近年では多くの優れた教材や書籍が提供されており、独学で学ぶことが可能です。

 

また、私自身はMOTの実践的な研修を提供しており、興味があればぜひご連絡ください。

研修のページ

https://fujii-tech.com/free/training

研究者と開発者向けの新規事業創出を促進するための技術マーケティングとコンサルティングを組み合わせた研修プログラムを準備いたしました。

このプログラムでは、技術マーケティングの知識と戦略を座学だけでなく実践に落とし込むお手伝いをします。新規事業創出の観点から、共に保有する技術を分析し、市場を探索し、新規事業の提案書を作成していきます。これにより、知識を実際の提案に役立つ形で活用できます。さらに、必要に応じて技術に特化したコンサルティングも提供可能です。技術をベースにした新規ビジネスに特化したアドバイスとソリューションを提供し、新たな市場を開拓し、競争相手に差をつけるお手伝いを行います。

プログラムの概要

技術マーケティング研修: 技術マーケティング(MOT)の戦略的な側面を学び、企業での新規事業創出の実例と具体的な事例を交えて理解を深めます。
技術コンサルティング: 前述の研修で学んだ知識を活かし、新規事業創出のためのアイデア出し、テーマ選定、企画書の作成を実践的に行います。企画書はゲートシステムに基づいて検討し、漏れのないように検討いたします。その際の課題に対してコンサルティングサポートを提供し、目標に合わせたカスタマイズされたソリューションを提供し、実行に支援します。

想定人数: 5名から15名
期間: 約6ヶ月

 

 

https://fujii-tech.com/diary

1