日々の気づき/ブログ

2021-07-30 20:44:00

新規事業の営業は誰がやる?

新規事業のテーマの選定/立ち上げのコンサルティングをやっていて質問としてよく出るのは、誰がマーケティングをやるか? ということです。

既存の事業の範囲の中の新規であれば事業部のメンバーが担当してくれます。
しかし新規事業なので、その領域に対して土地勘のある営業の方や事業部の方はいない場合がほとんどです。
そのため新規事業は、開発者や提案者が技術の内容を理解した上で、顧客候補や市場と対話する必要があります。
一般的に技術者/研究者は市場に出て話をする経験が少ないく、マーケティングが苦手ですという方が多いです。


実際にコンサルティングをしていても、
誰がやるのですか?
どうやったら良いのですか?
そんな質問が出てきます。

コンサルティングでは、私が実際に想定顧客にヒアリングを行ってそのやり方をお教えしたり、一緒に顧客を回ったりしています。
OJT的な感じではありますが、慣れていない人にとってはかなり実例として役に立つようです。
また、想定顧客の調べ方やアプローチの方法などもWebや特許検索を使いながら一緒に考えながら進めています。
顧客からの直接的なコメントを受けることで開発の方向性に気づくことができたりします。
それは技術の理解ができていない営業にはできないことです。

開発者/研究者は自ら想定顧客にヒアリングしてみましょう!
新しい発見、開発のヒントがあるはずです。

新規事業創出のコンサルティングでは、テーマが見つかった後には仮説検証のため想定顧客へのヒアリングは必須です。お気軽にご相談ください。
技術士は厳しい秘密保持義務がございますので、安心してご連絡いただければと思います。
takamichi あっと fujii-tech.com (あっとを@にしてください)

2021-07-07 22:08:00

新規事業に繋がる強み分析

 

1.強み分析の大切さ
前回のセミナーにて、技術の棚卸しに関して、事例を含めて講演をしました。大企業においても意外と強み分析ができていないようで、課題として認識されていたようです。実際に、企業で行う強み分析は企画部門など技術の現場から離れたメンバーで行われることが多く、実際の技術の現場と乖離があるようです。中小企業では強みの分析が行えていないところが多いように思います。新規事業を考える際には、強みを足がかりにする必要があるため、しっかりと分析することが重要かと思います。

2.強み分析は特許、商品、そして人

一般的には強み分析は、
①自社の特許の分析
②自社の商品や製造工程からの強み
③社員の保有する強み
から考えます。

一般的に強み分析は自社の特許を分析しそれによって得られている利益の源泉となる技術を強みとします。中小企業の場合は、特許自体が少なく、そこから強みの分析が難しい場合が多いです。その際には、②の観点で考えることをお勧めいたします。商品や製造工程、更には顧客、バリューチェーンなど多面的に見ていくと意外と強みがあるものです。さらに、新規事業を推進するのは現場のメンバーになるのですが、そのメンバーがもつ強み(得意分野)でも良いと思っています。推進者のモチベーションも重要な要素だと思います。

 

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3. 事例
これまでいくつかの企業の新規事業創出のアドバイザーをやっているのですが、大企業でも現場視点での強み分析ができていない場合が多く、新たに分析した強みから、新事業のテーマUPされることがあります。また、技術を扱う商社さんのコンサルティングでは、業界の強みと営業の強みから新たな商品の提案につながっています。
私のような出身母体の異なる外部の人間と議論することで、意外な強みが見えてくるものです。

 

初回無料で相談してみませんか。
技術士は厳しい秘密保持義務がございますので、安心してご連絡いただければと思います。

takamichi あっと fujii-tech.com (あっとを@にしてください)

 

 

2021-07-01 21:54:00

あなたならどうする? (新規事業創出の考え方)

講演会でお話する内容です。
自社における環境変化、既存事業の衰退、その中で新規事業をどうするかというお話です。

問題です。

私の実家は、小さな町で本屋さんをやっています。
しかしながら、最近は本が売れなくなりました。お客さんが来なくなり、だんだんと売上が落ちていってます。
アマゾンなどのネットでの通販や電子書籍による影響だと思っています。今後、私の実家はどうなるのでしょうか、不安です。
両親は本屋さんをどうしたらいいのでしょうか?


実家の強みは何でしょうか?
地元密着、土地、本屋の仕入れルート、交通の便がいい、ネットに強い などあるかもしれません。


新規事業を考える際には、

・強みをしっかりと棚卸しする
・その上で社会潮流を読んで、伸びる市場に参入

が基本となる考え方です。


実際に町の本屋さんは苦しい状況になっています。
自社の状況においても、既存事業の伸びが期待できない場合、どう考えるかということと同様かと思います。強みと伸びる市場を掛け合わせて、新規事業を考えるとある程度方向性が見えてきます。 

 

 

 

2021-07-01 13:54:00

新規事業創出のセミナーでの気付き

新規事業創出請負人の藤井です。

先日、行ったWebセミナー「新規事業創出に向けた進め方とイノベーションへの公式  
2021年6月22日(火)」は、セミナー後のアンケートの評判がとても良かったです。
いくつかコメントが有りました。

・技術の棚卸しの重要性がよくわかりました。
・事例が多くあったので理解しやすかったです。
・クロスSWOTをR&Dの戦略に使うことの重要性がわかりました。
・自身の新規提案が受け入れられない理由の一つがわかりました。すぐにでも新規提案したいと思います。
・失敗事例をもっと入れ込んで欲しかったです。
  →次回の参考にしたいと思います。
・R&Dの戦略にランチェスターの戦略が使えるとは思いませんでした。

 

セミナー会社様のセミナーでしたが、企業様への出張講演/セミナーも可能です。お気軽にご相談ください。
技術士は厳しい秘密保持義務がございますので、安心してご連絡いただければと思います。

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