日々の気づき/ブログ
製造業の新規事業研修で何が変わるのか? 発表会で見えた参加者の成長
3月上旬に、新規事業創出研修の発表会がありました。
半年弱のお付き合いでしたが、今回も良い形で終えることができました。
この研修も4年目になります。
毎年、参加メンバーは異なります。それでも年々、発表の中身や議論の深さが少しずつ前に進んでいるように感じます。理由をはっきり言い切ることはできませんが、組織全体に「新しいことをやってみよう」という空気が少しずつ広がってきているのかもしれません。新規事業は、制度や研修だけで生まれるものではなく、こうした日々の雰囲気にも大きく左右されると改めて感じました。
特に印象的だったのは、発表会直前の参加者の動きです。資料の確認依頼や質問が次々に届き、少しでも良い提案に仕上げたいという思いが強く伝わってきました。言われたからやるのではなく、自分の提案として形にしたい。その熱量があると、発表内容も議論も一段深くなります。
新規事業の進め方に正解はありません。書籍もフレームワークも数多くあります。その中で、私が大事にしているのは、製造業の現場から「自分事」として提案することです。
自分事のテーマは、本人が本気で考えます。面白いと思えるから深く掘り下げられるし、途中で壁にぶつかっても簡単には止まりません。新規事業は、最初からきれいに進むことの方がむしろ少ないものです。だからこそ、最後に効いてくるのは「自分がやりたいと思っているかどうか」だと思います。逆に、他人事のテーマは、どこかで「言われたから」という発想になりやすく、粘り強さが続きにくいように感じます。
今回の研修は、希望者を募って実施されたと聞きました。これは新規事業研修として、とても良いやり方だと思います。自ら手を挙げた人は、やはり主体的です。自分で考え、自分で悩み、自分の言葉で提案しようとします。強制参加の形では、「これは自分の仕事なのか」という空気が出やすくなりますが、希望制であれば最初から前向きな姿勢で取り組みやすくなります。
また、良いテーマであれば社内で育てる、既存事業と合わなければ別の形も柔軟に考える、という姿勢も非常に印象的でした。制限をかけすぎず、組織をうまく活用しながら、組織にも個人にも成長をもたらしていく。こうした考え方がある場では、新しい芽は育ちやすいと感じます。
製造業の新規事業は、単にアイデアを出せばよいわけではありません。現場の実感があり、本人の思いがあり、それを受け止める組織の姿勢があって初めて動き出します。今回の発表会では、その大切さを改めて実感しました。
今年も多くの刺激をいただきました。これから新規事業がどんどん生まれてくること期待しています!
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